最終更新日 2024年11月15日
無料でさまざまな恩恵が受けられる、Google社が提供するサービスの1つであるGoogleアナリティクスを活用しているというサイト運営者の方は非常に多いでしょう。
しかし、GoogleアナリティクスをただPV数やユニークアクセス数の把握、直帰率・離脱率の判定にしか使っていないのなら、かなりもったいない話。
今日から、Googleアナリティクスの使い方を見直して、サイトのアクセス状況改善にバリバリ活用してください。
まず、流入元の特定から傾向を割り出します。
「集客>全てのトラフィック」の順に調べると、流入源が分かります。
Googleからの検索なのか、Yahooからなのか、それとも配信しているメルマガからなのか。
このあたりをはっきりさせることで、たとえば広告費をかけているならより多い流入先に費用をかけるべきですし、メルマガにさほど収益が見られないのでしたら、そちらに割く時間を減少させるなど、アクセス傾向と対策を練りましょう。
次に、キーワードにおいても調べましょう。
「集客>キーワード>オーガニック検索」の順番に調べると、どの検索ワードで辿り着いたのか、またどんな検索ワードの組み合わせで訪問しているのかが分かります。
「(サービス名) 使い方」が多ければハウツーページや使い方のページを充実させること、「(サービス名) 口コミ」が多ければまだサービスに不安を感じている方が多いという裏返しでもあるわけですから、ユーザーの体験コメントを掲載したり、リピート率の高さやサービスの安全性・透明性をアピールすることが大切になります。
ユーザーがサイトに何を求めているのかを、きちんと分析しましょう。
そして、ユーザーが最初に見るページ・よく見るページを強化しましょう。
「行動>サイトコンテンツ>ランディングページ」の順に調べます。
大抵は「/」が上位に来ると思います。
これは、「サイトのトップページが最もアクセス率が高い」ということを意味しています。
もし該当するのであれば、魅力的なトップにすることやどんなコンテンツがあるのかが一目で分かるような「ユーザーフレンドリー」なトップにする必要があります。
二番目に見られているページは、「入口からの遷移」をクリック。
二番目に見られるページが、サイトの離脱率やリピート率を決めます。
主力コンテンツが閲覧されるように内部リンクやUIをきちんと調節・管理することが必要です。
ただGoogleアナリティクスを導入するだけでなく、適切な活用法を身につけ的確にサイトを成長させていきましょう。
Googleアナリティクスで確認できる情報
Googleアナリティクスは、Googleが提供するWebサイト管理者向けの強力な分析ツールです。
Googleのアカウントを所持していれば、誰でも簡単に登録できると同時に、Webサイトに関する様々な情報を得ることができます。
Googleアナリティクスのレポートタイプは、リアルタイム、ユーザー、集客、行動、コンバージョンに分かれており、詳細の確認はそれぞれメニューから選択します。
リアルタイムレポートでは、登録しているWebサイトのアクセス状況をリアルタイムに知ることができます。
概要部分では大まかなアクセス状況として、現在のサイト訪問者数や閲覧されているページのほか、閲覧者の所在地などが表示されます。
詳細なデータとして、現在のトラフィックと直前30分間のトラフィックを確認することもできます。
ユーザーメニューでは、指定した期間におけるユーザーの動向を詳細に確認可能です。
例えば「アクティブユーザー」は訪問者の継続性を表すもので、設定内容によってリピーターの獲得傾向や新規訪問ユーザー数の推移を調査することができます。
リピーターが減少していなかったとしても、新規ユーザーが減少している場合は、検索サイトからの流入が影響していると考えられます。
ユーザー属性では、訪問者の性別や大まかな年齢をグラフで表示することができます。
どのような人がWebサイトに訪れているかを推測できるほか、ターゲットとなる人物像がどのような記事に興味を示しているかを知ることの助けとなります。
ユーザー属性に関するアクセス情報を得るには、取得に関する申請を行うと同時に、Webサイト上でプライバシーポリシーの取り扱いを明記します。
集客メニューでは、参照元となっているサイトやソーシャルメディアに関する情報を確認できるほか、サーチコンソールと連携させることで、検索クエリを表示することも可能です。
特に検索クエリは、連携設定してからの情報しか閲覧できないため、アナリティクス登録後すぐに設定するのが賢明です。
行動メニューでは、Webサイトに存在する全てのコンテンツについて、指定期間のアクセスを個々に確認することができます。
ページごとに確認できる情報は、PVや滞在時間、直帰率や離脱率など多岐にわたり、セカンダリディメンションで詳細に設定することでユーザーのネットワークや居住地域など、詳細なデータを確認することも可能となるため、Webサイトの品質向上や最適化に役立ちます。
※「Googleアナリティクスセミナー」より